高齢者の水分補給と介助のポイント|飲み込みに不安があるときの考え方
要点
- 高齢になると、のどの渇きを感じにくくなる
- 時間を決めて、少量ずつこまめに飲めるようにする
- むせる・飲み込みにくいときは、自己判断でとろみの量などを決めず、医師や言語聴覚士などに相談する
高齢者の水分補給で気をつけたいこと
年齢とともに、のどの渇きを感じにくくなり、体の中の水分量も少なくなります。トイレの回数を気にして水分を控える人もいます。厚生労働省は、のどが渇く前にこまめに水を飲むことを呼びかけています。
こまめに飲むための工夫
- 起床時、食事のとき、おやつの時間、入浴の前後、寝る前など、飲む時間を決めておく
- 一度に多くではなく、コップ半分程度を数回に分ける
- 好みの温度(冷たい水・白湯など)で用意する。温水と冷水がすぐに出るウォーターサーバーも選択肢になる
飲み込みに不安があるとき
水やお茶はさらさらしていて、飲み込む力が弱くなった人にはむせやすい飲み物です。とろみをつけると飲み込みやすくなることがありますが、適したとろみの濃さは人によって違います。むせる、食事に時間がかかる、といった様子があるときは、医師・歯科医師・言語聴覚士などの専門職に相談してください。
受診や相談の目安
- 尿の量が少ない・色が濃い、ぼんやりしている、など脱水が疑われる
- 食事や飲み物で、むせることが増えた
- 心臓や腎臓の病気などで、水分の量を医師から指示されている
この記事について
公的機関の資料などで確認できる一般的な情報をまとめたもので、医学的な診断や治療の代わりにはなりません。体調に不安があるとき、持病があるとき、妊娠中・授乳中のときは、医師や薬剤師など専門家に相談してください。